におい成分・におい分子から見た精油使用の禁忌・注意
におい成分・におい分子 | 禁忌・注意点 | 多く含む精油 |
フェノール類 芳香族アルデヒド類 |
皮膚刺激が強いため、原液で使用してはいけない。目安として、健康な成人ならば10%以下、乳幼児や妊産婦ならば1%以下で使用する | オレガノ(フ) クローブ(フ) シナモン・カッシア(芳) |
ケトン類 | 神経毒性があるため、乳幼児・妊産婦・授乳中の女性・てんかん患者の使用は避ける。 子宮収縮作用もあり、投与量が多いと流産の危険性もある |
ペパーミント ヘリクリサム ラベンダー・ストエスカ ラベンダー・スピカ ローズマリー・ベルベノン ローズマリー・カンファー など |
ジテルペンアルコール類 セスキテルペンアルコール類 |
ホルモン(女性)様作用があるため、妊産婦の使用は避ける。 | クラリセージ(ジ) サイプレス(ジ・セ) サンダルウッド(セ) ネロリ(セ) パチュリー(セ) など |
フロクマリン類 | 光毒性を持つので、塗布後4〜5時間は直射日光に当たることを避ける。 | ベルガモット レモン グレープフルーツ ビターオレンジ アンジェリカ など |
サリチル酸メチル (エステル類) |
体内に入るとアスピリンと同じ体内代謝をするため、アスピリンアレルギーのある人は使用してはいけない。 敏感肌の人は刺激を受けるため、20%以下に希釈して使用する。 |
ウィンターグリーン |
フェノールメチルエーテル類 | 皮膚を荒らす可能性があるため、乳幼児・敏感肌の人は50%以下に希釈して使用する。 | バジル タラゴン |
その他
⚠️大量使用による頭痛や吐き気:イランイラン
⚠️大量使用による感覚の鈍化 : マジョラム
※禁忌・注意事項のない精油でも、安全性を確認してから使用するように心がけましょう。